アーユルヴェーダの古典の中には、ヒマシ油やヒマワリ油、マスタードオイル、ココナッツオイル、ゴマ油など、主に18種類の植物性油のことが書かれています。その中でも最も良いのがゴマ油です。
老化は体内の基本的な三つの生命エネルギーの一つであるヴェーダ(風の要素)の過剰な働きによって起こります。ヴェーダをコントロールして、過剰にならないように緩和、鎮静するためには、ゴマ油が一番ふさわしいのです。
また他の油にくらべてゴマ油は酸化安定性が強いので、酸化しにくい、腐りにくい物資であることが分かっています。活性酸素が過剰に働き、体が酸化することで生物が老化していくと考えられていますが、ゴマに含まれるゴマリグナンという成分(セサミンをはじめ、6種類の抗酸化物資の総称)が、老化や生活習慣病の原因といわれる活性酸素を退治することが分かっています。